国に声は届かない

日本では、地方行政を左右する施策が、霞が関のビルのなかで、高級官僚によって、決められてきた。国民から遠い場所なので、選挙以外に民意を反映させることは極めて困難。また、内閣は、国会第一党が組閣するので、民意が反映しにくい。

地方なら声が届く

一方、地方行政は、地域住民の身近な場所で行われている。また、地方の首長は、住民の直接選挙で選ばれるので、民意が反映されやすい。

地方も国も腐敗の構造は同じ

組織にとって都合よい情報だけを広報し、法令や組織や○×委員会に責任を転嫁し、 「組織で決めた」と、個人の判断責任を否定することで、公務員は、同じように腐敗する。それは、為政者の驕りを示す古語「由らしむべし、知らしむべからず」の意味する政治手法と同じだ。