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問題の枢軸
今世紀初頭、情報革命による仕事の進め方と産業構造の変化に対応するため、雇用の流動化は「時代の要請」だった。そして、日銀の研究結果をはじめ雇用の流動化という言葉が躍っていた。でも日本は、「時代の要請」をスルーした。
派遣の急拡大

さらに悪いことに、雇用の流動化に逆行する派遣の急拡大によって、雇用の下支えをなくしてしまった。その結果、大量の正規労働者が非正規労働者に転落した。
呆れるのは、派遣の急拡大を主導した竹中平蔵が、公職を放り出して、派遣大手のパソナに天下りしたことだ。
そして現在、「希望のない国」の国民は、終身雇用を求めることに疲弊している。一方、終身雇用を手にした人は「勝ち組み」の安寧(あんねい)をむさぼる一方、時代の変化に対応できずに堕落している。
堕落しても安定を手にした「官」を「勝ち組み」とするなら『官栄え 民滅ぶ』という今世紀初頭の警告通りの状況だといってよいだろう。
おそらく、終身雇用を崇める日本は、時代の変化に対応できないまま、沈没するのだろう。
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