146主張骨子

事件番号 令和7(2025)年(行ウ)第5号

原告 野村 一也

被告 蘭越町

原告主張骨子(甲146号証関連)

2025(R7)年9月24日

札幌地方裁判所御中

原告 野村一也

経緯

原告野村は、町長室前において町長本人に対し、情報公開請求に関わる差別的対応について説明を求めた。野村は「1分でいいから説明の時間を取ってほしい」と繰り返し要請した。

これに対し町長および総務課長は、面会を拒絶し「議論にならない」「ここは議論の場ではない」と応答し、説明責任を回避した。

職員の不適切な対応

町長は「あなたが失礼だ」「職員に対して不当な行為をしている」と反論する一方、具体的な説明を避け続けた。

総務課長も「やめましょう」「断っています」と繰り返し、原告の発言を遮断しようとした。

さらに町長は「逃げてない」と言いつつ、実質的には説明から逃れ続けた。

原告が被った不利益

原告は、差別的な対応の主体が町長自身であることを指摘したが、町長はその行為を否認し続けた。そのため原告は、行政判断の正当性を確認できず、裁判において証拠としてまとめざるを得なくなった。

町長が説明を拒んだことにより、原告の主張機会と説明を受ける権利が侵害されている。

評価

町長および総務課長の応答は、説明責任の放棄にあたる。特に町長は「差別的対応の主体」としての立場を問われながら、自らの責任を回避した。

「逃げていない」と繰り返しながら実際には説明を拒否する態度は、行政の透明性と公正性を著しく損なうものである。

結論

甲146号証により、町長が差別的な対応についての説明を拒絶し続けた事実が明らかとなった。このことは、原告に対する不当な差別的取扱いを裏付ける重要な証拠である。

脚注

1 甲146号証 議事録