135主張骨子 2025年10月3日 2025年10月6日 事件番号 令和7(2025)年(行ウ)第5号 原告 野村 一也 被告 蘭越町 原告主張骨子(甲135号証関連) 2025(R7)年9月24日 札幌地方裁判所御中 原告 野村一也 経緯 令和6年12月4日、蘭越町役場会議室において町政懇談会が開かれ、原告と町職員との間でやり取りが行われた。記録は音声を反訳したものである。 職員の不適切な対応 副町長や渡辺は「弁護士に任せている」と述べ、説明責任を回避しようとした。原告が直接確認を求めても「弁護士に言え」と繰り返し、責任を免れるかのように振る舞った。 また福岡は、原告が町長・副町長に面談するために準備した資料について、「事前に全て提出する必要がある」と虚偽の説明を行い、提出を強要した。実際には補足資料を含めて事前提出させる合理的理由は存在せず、原告に対してのみ妨害的な対応をしたものである。 さらに福岡は、追及されると話を逸らし、曖昧な説明を繰り返し、指摘に対しては一貫して責任を認めなかった。 原告が被った不利益 説明責任を「弁護士に任せている」として逃避され、原告は行政の説明を正面から受けることができなかった。 町長・副町長への面談機会についても、福岡による虚偽の運用説明により正当な意見表明の機会が制限された。これは発言機会を不当に阻害する結果を招いた。 評価 町職員による責任回避的な態度と虚偽の説明は、行政の説明責任を否定するものであり、町政運営の公正性を大きく損なう行為である。 とりわけ、弁護士を盾にすることで住民に対して説明を拒む態度は、法治行政の理念に反し、町民の権利を侵害する行為と評価される。 結論 甲135号証は、蘭越町の職員が弁護士を口実に責任を回避し、さらに虚偽の説明により住民の発言機会を制限した事実を明確に示すものである。これにより原告が正当な行政手続を受けられなかったことは、国家賠償請求の根拠となる不法行為である。 脚注 1 甲135-6 議事録 2 甲135-7 議事録